ホンダのクラリティフューエルセルは航続距離700kmで価格は766万円

ホンダから燃料電池車クラリティフューエルセルがいよいよ発売します。
ただし、月産台数は非常に少ない(年間の生産台数は200台)ため、トヨタのミライ同様、一般の方が手に入れるのは相当難しいと思います。
最初は自治体などから導入が進み、水素ステーションの拡充を図り次第、一般の人にも手が届く価格で今後検討されて行くのが燃料電池車になります。
クラリティフューエルセルの価格は766万円となっていますが、自治体の補助金などを活用することができます。
燃料電池車を取り巻く環境について、要点を絞ってご説明します。
現在、水素が補給できる水素ステーションは、関東地方で合計18カ所しかありません。そのうち、7カ所は東京都内にありますので、東京以外に住んでいる方にとっては、燃料電池車はまだまだ不便と言わざるを得ません。
また、ガソリン価格が下落していますので、水素のほうがコストが高くなるという現象が発生しています。
燃料電池車は、燃料電池で発生させた電気でモーターを動かすことで走ります。
ガソリンを燃やさないので、排気ガスは出ません。環境には良い?というイメージがあります。
しかし、実際のところは、燃料電池車にはレアメタルが使われていたり、肝心の水素は天然ガスなどから取り出すということで、完全にエコとは言えないそうです。
更に研究が進めば、完全にクリーンな車となる可能性は秘めていますが、現状としては電気自動車のほうが有利な点も多いと言えるでしょう。
【クラリティフューエルセルについて】
ホンダのクラリティフューエルセルは5人乗りのスペースを確保している車です。トヨタのミライは4人乗りだったので、かなり頑張ってスペースを確保しています。
航続距離はミライが650kmに対してクラリティフューエルセルは700km、ガッチリとしたボディは高級感があり、いかにも重そうです。
燃料電池車は車重が重く、トヨタのミライは2000kgほど、おそらくクラリティフューエルセルも同じくらいになると思います。
パワーがあるので、スムーズな加速が体感でき、車として物足りなさを感じることはまずなさそうです。
実は国の方針として、燃料電池車をハイブリッドカー並みの価格にするという目標があります。
ただ、消費者は今のところハイブリッドカーや電気自動車に動いているため、燃料電池車のインフラ整備は遅れているのが現状です。
電気自動車になってしまうと、電気を充電するだけで走れてしまうので、車のランニングコストが極端に落ちてしまうという問題があります。
消費者にとってはうれしいですが、車はある程度ランニングコストがかからないと、経済的にはよくありません。
燃料電池車ならば、水素という消耗品を補給しながら走るので、今のガソリンスタンドがつぶれる心配も少なくなります。
「すべてがタダ」というわけにもいかない・・というのが現実なんだと思います。
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